同会吉方

同会吉方

同会吉方

本命星と同会する星が相生(そうせい)で、その星が回座する方位が吉方なら「同会吉方」として用いることが出来ます。

本命星は同会する星による影響を受けながら、能動的に吉象意を活かしやすい状態です。

また、そのタイミングでもあるので、同会する星を使って吉方を取ることで大きな吉効果が期待できます

 

同会とは

そもそも「同会」は吉方だけでなく、その年・月・日それぞれの運を判断する方法の一つでもあります。

例えば、後天定位盤と年盤を重ね、年盤の本命星が巡る宮と同じ後天定位盤の宮に回座する九星を見て年間の運勢を判断する方法を「同会法」と言います。

この「同会」を活かした同会吉方は、巡っている運と象意に乖離なく、活かすことが期待できます。

次に、同会吉方の見つけ方を解説します。

 

一年間の同会吉方

一年間(2月立春から翌年2月節分まで)用いることが出来る同会吉方ですが。

移動する月・移動する日も吉方であることを推奨します。

移動距離は長距離、長期滞在、引っ越し吉方位として用いることが出来ます。

 

年盤上の同会吉方

例として、本命星:四緑木星の同会吉方を見つけ出す場合で解説します。

同会吉方とは

① 後天定位盤の上に年盤を重ねます。(上:年盤・下:後天定位盤)

② 年盤上で本命星(四緑)が入る方位を見つけます。
上記図では、四緑木星は「東」です。

③ ②で見つけた方位を後天定位盤で確認します。(後天定位盤の東)
その方位に回座している九星を見つけます。(後天定位盤の東は三碧)

④ ③で見つけた九星が本命星と相生で、さらに暗剣殺歳破が付かず、本命的殺・月命殺・月命的殺でなければ「同会吉方」を用いることが出来ます。

上記図では、後天定位盤の三碧の上に年盤上の四緑が乗る状態なので、本命星の四緑木星は「三碧同会」となります。

本命:四緑と三碧との関係は「比和」なので相生です。

そして、年盤上では、三碧木星は南西に回座しています。

従って、本命星が四緑木星の方は「南西」が「同会吉方」となります。

 

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2021年から2032年までの同会吉方

2021年から2032年までの期間に年盤上で発生する同会吉方が取れる本命星とその方位です。

長距離移動の吉方旅行や引っ越し吉方位として用いることが出来ます。

2021年 辛丑 六白金星

  • 本命星が九紫火星の方は、西(3月・12月・8月生まれは方を除く)

2022年 壬寅 五黄土星

  • なし

2023年 癸卯 四緑木星

  • 本命星が七赤金星の方は、(2月・10月・11月生まれは方を除く)
  • 本命星が六白金星の方は、北東(6月・9月生まれは方を除く)

2024年 甲辰 三碧木星

  • 本命星が九紫火星の方は、南東(3月・5月・12月生まれは方を除く)
  • 本命星が五黄土星の方は、(5月・6月生まれは方を除く)
  • 本命星が六白金星の方は、(8月・9月生まれは方を除く)

2025年 乙巳 二黒土星

  • 本命星が七赤金星の方は、南東(7月・9月生まれは方を除く)
  • 本命星が一白水星の方は、西(6月・10月生まれは方を除く)

2026年 丙午 一白水星

  • 本命星が七赤金星の方は、北西(8月・10月生まれは方を除く)
  • 本命星が九紫火星の方は、北東(3月・9月・12月生まれは方を除く)
  • 本命星が五黄土星の方は、南東(1月・2月・4月・11月生まれは方を除く)

2027年 丁未 九紫火星

  • 本命星が六白金星の方は、西(5月・9月生まれは方を除く)
  • 本命星が一白水星の方は、南西(1月・4月・7月生まれは方を除く)

2028年 戊申 八白土星

  • 本命星が四緑木星の方は、西(1月・4月・9月生まれは方を除く)
  • 本命星が一白水星の方は、南東(3月・10月・12月生まれは方を除く)
  • 本命星が三碧木星の方は、北西(3月・10月・12月生まれは方を除く)

2029年 己酉 七赤金星

  • 本命星が三碧木星の方は、北東(3月・6月・12月生まれは方を除く)

2030年 庚戌 六白金星

  • 本命星が四緑木星の方は、南西(7月・10月生まれは方を除く)
  • 本命星が九紫火星の方は、西(3月・12月・8月生まれは方を除く)

2031年 辛亥 五黄土星

  • なし

2032年 壬子 四緑木星

  • 本命星が五黄土星の方は、西(2月・7月・11月生まれは方を除く)
  • 本命星が六白金星の方は、北東(6月・9月生まれは方を除く)

 

本命星が二黒土星の方と八白土星の方は、年盤上で同会吉方が発生しません

なので、同会吉方月盤上で発生する同会吉方を活用しましょう!

 

後天定位盤とは

後天定位盤

盤の中央にある中宮に五黄、北西に六白、西に七赤、北東に八白、南に九紫、北に一白、南西に二黒、東に三碧、南東に四緑となります。

文字通り「後天定位盤」ですので、各九星の移動はなく、定位置となります。

 

 

相生(生気・退気・比和)とは

相生とは、五行説における定説で、木は火を、火は土を、土は金を、金は水を、水は木を生じる関係を表し、滞りなくエネルギー供給が巡ります。(吉星)

  • 生気…本命星から見て「親星」にあたります。
    周囲からの援助や引き立てを得る、他動的に吉象意を得る吉方です。
  • 退気…本命星から見て「子星」にあたります。
    退気吉方は能動的に社会や周囲に貢献することで吉象意が得られるので、生気吉方のような受動的な吉ではないのですが。
    人生を積極的に切り開きたいのなら用いるべき吉方です。
  • 比和…本命星から見て「兄弟星」にあたります。
    上下の関係ではなくフラットな関係で物事を成し遂げる吉方です。
    比和吉方から得た祐気を活かすには良好な人間関係を築くことを心掛けることで効力が発揮します。

相生表

下記の表は、本命星と相生関係となる星とその内訳(生気・退気・比和)を表した表です。

相生は本命星にとって「吉星」となるので、暗剣殺・歳破・月破・日破がついたり、本命的殺・月命殺・月命的殺でなければ相生が巡る方位を吉方として用いることが出来ます。

但し、下記の表では「月命星」を考慮していません。

本命星 生気 退気 比和
一白水星 六白金星、七赤金星 三碧木星、四緑木星 なし
二黒土星 九紫火星 六白金星、七赤金星 五黄土星、八白土星
三碧木星 一白水星 九紫火星 四緑木星
四緑木星 一白水星 九紫火星 三碧木星
五黄土星 九紫火星 六白金星、七赤金星 二黒土星、八白土星
六白金星 二黒土星、五黄土星、八白土星 一白水星 七赤金星
七赤金星 二黒土星、五黄土星、八白土星 一白水星 六白金星
八白土星 九紫火星 六白金星、七赤金星 二黒土星、五黄土星
九紫火星 三碧木星、四緑木星 二黒土星、五黄土星、八白土星 なし

 

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一ヵ月間の同会吉方

一ヵ月間(月の節入りから翌月の節入り前日まで)用いることが出来る同会吉方ですが。

移動する日も吉方であることを推奨します。

移動距離は中距離、一泊程度の吉方旅行、日盤吉方として用いることが出来ます。

 

月盤上の同会吉方

例として、本命星:一白水星の同会吉方を見つけ出す場合で解説します。

同会吉方とは

① 年盤の上に月盤を重ねます。(上:月盤・下:年盤)

② 月盤上で本命星が入る方位を見つけます。

③ ②で見つけた方位を年盤上で確認し、その方位に回座している九星を見つけます。

④ ③で見つけた九星が相生(吉星)で、さらに暗剣殺月破が付かず、本命的殺・月命殺・月命的殺でなければ「同会吉方」を取ることが出来ます。

上記図では、月盤の南西に「本命星の一白水星」が回座し、年盤の南西に六白が回座しています。

年盤の六白の上に月盤の一白(本命)が乗る状態なので、本命星の一白水星は「六白同会」となります。

本命:一白と六白の関係は「生気」なので相生です。

そして、月盤上では、六白金星は西に回座しています。

従って、本命星が一白水星の方は「西」が「同会吉方」となります。

 

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一日だけの同会吉方

日盤吉方として、買い物や散歩に出かける方位におススメです。

その日一日だけの吉方ですから、年盤・月盤が凶方位でも気にする必要はありません。

但し、移動距離は近距離で生活圏内の移動のみです。

 

日盤上の同会吉方

例として、本命星:七赤金星の同会吉方を見つけ出す場合で解説します。

同会吉方とは

① 月盤の上に日盤を重ねます。(上:日盤・下:月盤)

② 日盤上で本命星が入る方位を見つけます。

③ ②で見つけた方位を月盤上で確認し、その方位に回座している九星を見つけます。

④ ③で見つけた九星が相生(吉星)で、さらに暗剣殺月破が付かず、本命的殺・月命殺・月命的殺でなければ「同会吉方」を取ることが出来ます。

上記図では、日盤の南東に「本命星の七赤金星」が回座し、月盤の南東に一白が回座しています。

月盤の一白の上に日盤の七赤(本命)が乗る状態なので、本命星の七赤金星は「一白同会」となります。

本命:七赤金星と一白水星の関係は「退気」なので相生です。

そして、日盤上では、一白水星は西に回座しています。

従って、本命星が七赤金星の方は「西」が「同会吉方」となります。

 

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