二黒土星の性格と生涯運

地球上の生産を担う二黒土星
二黒土星の性格と人生全体の大まかな生涯運

二黒土星 性格

二黒土星の性格

自然界では「大地」人間的特性では「母性」を担う二黒土星

二黒土星の気質を一言で表現すると優しい

二黒土星の方だけが優しく、他の星の方には優しさがないわけではありません。

もちろん、各九星それぞれに「優しさ」があります。

二黒土星が持つ「優しさ」の特徴は、母性的で「慈愛」「育み」から発動する「優しさ」です。

  • 弱者を守ろとする「優しさ」
  • 生物を育み守ろうとする「優しさ」

その優しさから滲み出る人柄としては、少々のことでは感情をあらわにしない穏やかな気質と、対人のみならず全てに対して献身的で、ほのぼのとした人間関係を構築したい欲求を持っています。

 

 

石橋を叩いて渡る 二黒土星

二黒土星の方々は九星で一番の「堅実な思考」を持っています。

物事に対しては思慮深く、そして用意周到に準備を行おうとしまう。

この行動は「子供を危険に晒さない母性的思考」が発動して行動が促されているようです。

さらに、あらゆる視点で調査と情報収集を行ったうえで最善の手段を選択しようとします。

なので、決定を下すまでは、あれや…これや…と、迷いが発生します。

人によっては、「拘り」が迷いを拡大させてしまう場合もあります。

また、「迷い」と「悩み」の区別がつかず、立ち止まってしまう傾向があります。

その為、結果的には人より、一歩も二歩も出遅れてしまうことが発生する傾向があるようです。

しかし、二黒土星にとって重要なのは「堅実的に物事を発展させる」「健全な育み」なのです。

また、他者と争ってまで「勝利」を奪い取る手段は視野に入れていません。

そのような手段は極力選択したくはありません。

基本的に「リスク」を嫌う気質で、争うことが苦手な「平和主義」です。

そして、九星で一番「従順なタイプ」です。

その様子を客観的に見ている第三者が抱く印象は「臆病者」といったラベリングするかもしれません。

 

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女は弱し、されど母は強し

女ではなく「母」の象意を活かすと得する?!

一般的に女性は「弱い」とされています。

しかし、それでは子供を育てることが出来ません。

「守る(育む)」ためには強くなるしかありません。

火事場の馬鹿力

二黒土星の持ち味を発揮するには、「大切なものを守る意識」が強さの源となります。

その強さは、腕力に勝る強い「精神力」です。

なので、二黒土星の方は芯が強く、いざとなったら発動する「火事場のバカ力」を秘めています。

見た目には現れない「強いポテンシャル」を発動させるエネルギー源が「母性(保守的思考)」なのです。

女性的な象意(現象)が表現されていますが、男性にも同じような気質が備わっています。

決して、「女性的な男性」であることを確定しているわけではなく、むしろ「地道な努力家」であります。

 

 

二黒土星の性格 女性編

豊かな社交性

  • 目下の人や弱い者に愛情を注いだり、可愛がる、包容力は基本的に女性の方が表現しやすい
  • 女性が表現する「包容力豊かな親しみやすさ(二黒象意)」は他者から見て警戒心が発生することは少ない

表現が容易である、警戒されない、この二点から二黒土星の女性にとって社交性能力を向上させます。

育み力が武器

決断力に欠け不器用と言われる二黒土星ですが、仕事や環境などで「決断力」と臨機応変に対応する「器用さ」が必要になる方は自らで能力を育みますから経験を重ねることで向上します。

取り越し苦労は多め

取り越し苦労(不安症)に陥るのはセロトニン(幸せホルモン)の分泌量に比例していると言われ、女性は男性の約半分しか分泌しません。

これは九星に関係ないように思われますが…

幸せホルモンを作りだしているのが「腸」そして胃腸は二黒土星が担当する肉体的部位なのです。

従って、胃腸が健やかであれば「取り越し苦労」は改善されます。

 

二黒土星の性格 男性編

社交性はあまり高くない

  • 愛嬌を少し振りまいただけで「舐められるかも」と思い自粛
  • 媚びることで権力や威力のあるものに依存して「弱い人」と評価される可能性を高める

この二点から二黒土星の男性は「社交性」の度合いに戸惑い結果的に社交力が乏しくなる傾向があるようです。

育み力が武器

決断力に欠け不器用と言われる二黒土星ですが、仕事や環境などで「決断力」と臨機応変に対応する「器用さ」が必要になる方は自らで能力を育みますから経験を重ねることで向上します。

取り越し苦労は女性より少ない

取り越し苦労(不安症)に陥るのはセロトニン(幸せホルモン)の分泌量に比例していると言われ、男性は女性よりも分泌量が多い。

これは九星に関係ないように思われますが…

幸せホルモンを作りだしているのが「腸」そして胃腸は二黒土星が担当する肉体的部位なのです。

従って、胃腸が健やかであれば「取り越し苦労」は改善されます。

 

 

二黒土星の基本象意

二黒土星 性格

  • 易象… 坤 坤
  • 五行…土性
  • 季節…晩夏・初秋
  • 月…7月・8月(未月・申月)
  • 時間…午後1時~午前5時(未の刻・申の刻)
  • 方位…南西(未・申の方位)
  • 十二支…未・申
  • 十干…なし
  • 色…黒・黄色
  • 味…甘味。
  • 数…5・10

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九星気学における 二黒土星とは

易象の「坤 坤」の上中下の全てが陰、そして「地」を表現しています。

大地は万物を生じ、行くしする働をもっていますが、大地だけでは生産はありません。

天からの恵みがあって、生み出すことが出来ます。

その「天」とは「乾 乾」そして、上中下の全てが陽であります。

天(太陽)からの恵みを受けて大地から万物を生み出します。

なので、二黒土星は「受け身」であり、天に順応して営むことで幸運に恵まれるとされています。

後天定位盤

「後天定位盤」は時間の経過と共に九星が飛泊しない(飛泊=飛び回る)盤のことを言います。

二黒土星は、後天定位の南西が本座(定位置)です。

五行では「土性」であり、「陰性」であります。

二黒土星の象意を、人間界で表すと女性であり、母、妻、祖母、家、家族、お手伝いを表します。

会社(職場)では、使用人、雇用されている人、従業員を表します。

天の恵みに順応する事で生産しますから、従順であることが好ましいとされています。

南西を吉方として用いると勤勉さが促され、技術力向上、生産力アップ、子宝に恵まれるます。

 

 

二黒土星の全体的な生涯運

一白水星は運命としての傾向としては、親の縁が薄い方が多いようです。

「親との縁」が薄いことで「良し悪し」が決まるわけではありません。

また、縁においても人それぞれで、幼い頃に片親と死別や生き別れを経験する方、親と離れて生活する方、同居していても距離を感じるなど様々です。

その体験は一白水星の人生の「彩」となり、その人の個性を輝かせる要素になる場合もあります。

何事も基礎構築に時間が掛かっても基礎を固めてから歩むのが一白水星の運命傾向となります。

なので、初年期は何かと困難が多い傾向があるでしょう。

 

二黒土星の幸運期

二黒土星は「他力本願」!?

他力本願とは「依頼心が強く何事も人に頼って物事を解決する人」を表す言葉として使われていますが本来は違います

「阿弥陀仏の本願に頼って成仏すること」で「他力」の「他」は阿弥陀如来を指し、「力」とは如来の本願力(はたらき)をいいます。

都合よく人を利用することで「楽して得する」という意味ではありません。

二黒土星の他力本願は後者のことをいいます。

独立独歩よりも補佐的な立場であっても惜しみなく努力することで能力が発揮され、権威者もしくは大衆や世の中から得られるチャンスで運を掴む徳を持っています。

 

晩年運

九星気学では「数え年」を採用していますから、満年齢の-1歳です。

  • 43歳から46歳
  • 52歳から55歳
  • 61歳から64歳

努力を惜しまず、コツコツと勤勉さを積み重ねることがポイントになります。

日本では、厄年というものがあります。

男性:42歳と61歳、女性:33歳と37歳と61歳が本厄です。

厄年については所説色々ありますが…

厄年は「厄介な年」ではなく「お役目が変わる年」のことを言います。

二黒土星の方は、節目や役目が変わる頃(厄年)が、何らかの刺激となって大化けするチャンスが巡ってくる傾向があります。

また、財運においてはコツコツ貯蓄することが金運アップの第一歩です。

「平地」の象意を担当する二黒土星ですから、不動産運用で安定した収益が得られるかもしれません。

 

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二黒土星の象意

二黒土星を象徴する事柄や現象。

 

二黒土星の天象

曇天・霧・霜・平穏な日。

 

二黒土星の場所

平原・田畑・村落・平地・盆地・墓地・辺地・土蔵・工場・倉庫・野原・平家・古屋・陰気な家。

 

二黒土星の人物

皇后・母・妻・老婆・婦人・大衆・庶民・労働者・農夫・下役・使用人・部下・団体・雑役夫・補佐役・団体客・真面目ま人・忠実な人・コンプレックスを抱えている人・鈍感な人・迷いやすい人・貧しい人

 

二黒土星の身体的部位

腹・脾臓・胃腸・血・肉・皮膚・へそ・右手・手足の裏・ニキビ・そばかす・あせも

 

二黒土星の飲食物

米・麦・大豆・小豆・栗・稗・野菜・牛肉・豚肉・羊肉・砂糖・粉類・甘露・馬鈴薯・里芋・郷土料理・大衆的な食べ物

二黒土星が回座する方位で吉方を取った際に食べる食品(料理)です。

 

二黒土星の品物

綿布・袋物・座布団・敷布団・掛布団・畳・ござ・絨毯・骨董品・リサイクル品・中古品・土器・角テーブル・将棋盤・囲碁盤・空籠・空箱。

 

二黒土星の雑象

大地・肉体・消極的・従順・虚弱・受け身・遅鈍・家庭・質素・準備・用意周到・努力・堅実・地道・寛容・長引く・根気・他力本願・迷う・欲望・生産・技能・無気力・四角・失う・怠惰・臆病・古い問題・持病・平凡・平均

 

性格と生涯運について

ここでは、本命星のみで「性格と生涯運」を紹介しましたが、基本的に「天干」・「地支」・「傾斜宮」・「同会」・「蔵気」などを加味して読み解きます。

なので、この記事の内容な大まかに捉えてご利用ください。

 

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